根塚町のいえ(奥庭のある家)
■建築場所:富山県富山市
■敷地面積:189.60㎡ ( 57.24坪)
■建築面積: 89.69㎡ ( 27.08坪)
■延床面積:147.86㎡ ( 44.64坪)
■構造規模:木造軸組構法・2階建て
■構造仕様:耐震等級2レベル
■断熱仕様:UA値 0.49 W/(㎡・K)≦基準値0.87
      ηA値 1.50 %      ≦基準値3.00
      C 値 0.60 ㎝/㎡
      BEI 値 0.77(23%削減)…ZEH Oriented
■竣工年月:令和5年2月
■施  工:オープンシステムによるCM分離発注方式

比較的建て込んだ周辺環境の中で、如何に内部と外部をつなぐかということをテーマに据えて、カーポート・建物・庭の配置を決めていることも大きな特徴です。
また、この住まいの敷地は道路とのレベル差が40㎝程度あり、コスト合理性を踏まえて土留め擁壁と基礎を兼ねた一部高基礎構造としているのも特徴的な計画要素です。


内部プランにおいては、家事動線と生活動線を分けるためにファミリークローゼットを中心とした回遊動線を確保して水廻り空間を構成しており、小さなお子さんがいる若いご夫婦が効率的に生活できるように配慮しました。


そんな、合理性と効率を求める一方で、生活における豊かさにも強く拘っており、それが表れているのが奥庭の存在です。庇の掛かったタイル張りのテラスが中間領域となり、LDK+たたみ室(小上り)と奥庭の植栽との間に柔らかな繋がりをつくり出しています。